2023年11月27日(月)■ 調宮(ととのみや)神社の紅葉
芹川の上流にある栗栖(くるす)には多賀大社の奥宮である調宮神社があります。
今、境内のイチョウが見事な黄金色に染まっています。
ここは、杉坂山から降りてこられた伊邪那岐の神が滞在された場所と言われています。
春の多賀大社の古例大祭のスタートになる重要な神社です。
芹川のそばにあり、周りの山々の紅葉もきれいです。
「しぼりたて原酒」や「にごり酒」が好評です。
この季節にしか味わえないお酒は季節を感じて楽しめます。
板粕も体が温まりおいしいと喜ばれています。
冬は日本酒のシーズンですね!
写真:調宮神社
2023年11月20日(月)■ 桃原(もばら)ごぼう収穫でした
桃原ごぼうの収穫祭がありました。
桃原は芹川上流の集落で、昔スキー場があったところです。
江戸時代から有名で京都のお正月に欠かせなかったごぼうです。
赤土粘土で育つごぼうを掘る作業は大変です。
復活に取り組み、今年で9回目の収穫でした。
出来はあまりよくなったですが、みんなでワイワイ楽しい作業ができました。
多賀は土がいいので、美味しいごぼうや人参などが採れます。
野菜がいろいろ楽しめる季節になってきました。
お鍋を囲みながら日本酒で一杯いかがですか?
身体がぐっと温まります。
11月25日と26日に日本橋の「ここ滋賀」で多賀のお酒の試飲販売をします。
東京で多賀のお酒を楽しんでいただけるチャンスです。
ぜひお越しください!!
写真:桃原ごぼうの収穫の様子
2023年11月13日(木)■ 寒くなってきました
伊吹山に初雪のニュースを聞いてあわただしくなってきました。
雪が伊吹山に3回降ると杉坂山に降ると言われています。
杉坂山に3回降ると里に降るということで今年はどうなるでしょう。
多賀町は日本海から吹く冷たい風が通り抜ける場所になっているので
雪が多いところです。
お酒造りには空気が澄み、冷えるので雪はありがたいです。
でも生活が大変です。
車のタイヤを冬用に交換するタイミングも考えながら準備を進めます。
ハラハラしながら冬を迎えます。
しぼりたて原酒の販売が始まり忙しくなってきました。
フルーティな香りがうれしい「しぼりたて生」です。
季節限定の商品なのでぜひお楽しみください。
写真:犬上ダムの紅葉
2023年11月9日(木)■ 里山の秋
赤い実が目立つ里山で、キノコもたくさんでています。
キノコの小さな姿は里山の豊かさの象徴です。
土の中にはたくさんの命が広がっています。
見えない世界が育む命を感じながら散策する時間は
穏やかで心が豊かになります。
多賀町は山が多く、昔から里と山をつなぐ里山が守られてきました。
だんだん少なくなってきていますが、大切にしたい場所です。
多賀のきれいな水・土・空気が、酒造りにも適しています。
現在は多賀町で日本酒を造っているのは弊社だけですが、
江戸時代にはいろいろな場所で酒造りがされていたようです。
その場所を訪ねると確かにその場所はいい環境です。
しぼりたて原酒の販売が始まりました。
さわやかな味わいをぜひお楽しみください。
2023年10月29日(月)■ 新酒が出来上がりました!
澄みきった青空がさわやかな季節です。
多賀では星がきれいに見えます。
満月の日は、東の空に木星が明るく見える横にお月さんが昇ってきました。
夜空を見ているとキラキラ輝く星たちに吸い込まれそうです。
今年の新酒が出来上がりました。
販売準備を進めています。「しぼりたて」の短冊を貼りながら
この季節がきたことをうれしく思います。
多賀のしぼりたて原酒は待っていてくださるお客様も多く、
変わらぬ多賀の定番商品です。
生のフレッシュな味わいをお楽しみいただけます。
多賀大社のご神木でもある飯盛木の紅葉がきれいです。
ケヤキの木は季節ごとに美しい姿を見せてくれます。
写真:男飯盛木
2023年10月23日(月)■ 取山の紅葉と「うしミルク」
多賀町にある高取山ふれあい公園は自然いっぱいです。
紅葉もいい感じになってきました。
今、ふれあい広場に「うしミルク」がいます。
「うしミルク」は命をいただく大切さを知ってほしいと
いう思いを込めたkammy+OK!の展示です。
季節とともに楽しめる風景です。
もうすぐ森の感謝祭のイベントがあります。
丸太が大変身するチェーンソーアートは見ているとワクワクします。
全国で活躍されている方の技をぜひ見に来てください。
10月27日~29日
森の感謝祭 in たかとり2023
https://www.gaido.jp/machikado/111052.html
高取山ふれあい公園
https://takatoriyama.com/
うしミルク
https://kammyok.webnode.jp/
2023年10月17日(火)■ 森の恵み
里山に行くと、今はクリやカキが出来ています。
紅葉が目立つナツハゼには実がぶら下がっています。
ナツハゼの実は赤から黒へと色づいていくのですが、
黒くなった実を食べると自然の恵みを感じます。
甘さの中に酸味があり、さわやかな味わいです。
昔はきっとこうした自然の味わいをみんなが楽しんだのでしょう。
山には渋柿が多いのでそのままかじると大変です。
渋抜きにはアルコールが役に立ちます。
先人たちの知恵はすばらしいと感心します。
穏やかな秋の季節を自然とともに楽しみたいと思います。
燗酒が美味しくなってきました。
日本酒は温度によっていろいろな味わいがあるのがいいですね。
ほっこりするという言葉がぴったりの燗酒をぜひどうぞ!
2023年10月10日(火)■ 寒くなりました
暑すぎる夏から急に寒くなりました。
気温差が大きいので体調管理に十分ご注意ください。
酒造りが始まり、まず麹つくりが進んでいます。
全工程手作業のこだわりの酒を増やしていくので
作業も細かくなりました。
まだまだ試行錯誤しながらの取り組みですが、
変化していく多賀のお酒を楽しみにしていてください。
多賀の山で旅する蝶アサギマダラに出会いました。
移動の途中なのでしょう。
ひらひらと飛ぶ姿は優雅で幻想的です。
2023年10月2日(月)■ 中秋の名月
今年の十五夜はいい天気になりよく見えました。
会社の横の銭取橋から見えるお月さんです。
杉坂山の右側から出てきました。
ちょうど関西電力の高圧線がアクセントになりました。
大きなお月さんが山から出てくる時はドキドキします。
少し頭が見えたと思うとあっという間に昇ってきます。
10月1日は滋賀地酒の祭典が4年ぶりに開催され賑わいました。
こうして滋賀のお酒を多くの方に応援していただけることは
本当にありがたいことです。
来てくださったみなさんありがとうございました。
写真:山から昇る満月
2023年9月25日(月)■ 彼岸花の季節になりました
今年は暑かったのでヒガンバナの開花が遅れていました。
ちょうどお彼岸の時期から咲き始めて、今、満開になっています。
多賀ではソバの白い花と赤い花のコントラストが楽しめます。
会社の駐車場にも数本のヒガンバナが咲いています。
植えていないのになぜここに?と不思議なのですがいつの間にか
どこからか来たのでしょう。
多賀(株)の駐車場は、東に杉坂山、南に青龍山が見える
パワースポットです。そこに咲くヒガンバナを写しました。
ヒガンバナの下に小さく見えるのが青龍山の磐座があるところです。
米の入荷も始まり、酒造りのシーズンがスタートしました。
今年もいいお酒ができるようにみんなで力を合わせて醸します。
人気の「しぼりたて原酒」は11月に登場予定です。
楽しみにしていてくださいね!
2023年9月21日(木)■ 杉玉が新しくなりました
酒造りのシーズンが始まり杉玉を新しくしました。
芹川の上流の集落「桃原(もばら)」の杉を使いました。
多賀町の木は「杉」で、特に芹川沿いには大きな杉の木がたくさんあります。
多賀大社の杉坂山のご神木も杉です。
桃原ではごぼう畑に昭和40年頃から杉の植林が始まり、今大きく育っています。
杉の枝打ちをしながら杉玉つくりをみんなで楽しみました。
丸くするのがむつかしくて真剣になる作業でした。
杉のいい香りに癒されながらさわやかな一日でした。
2023年9月12日(火)■ 秋海棠が咲いています
庭に咲く秋海棠を見ると夏から秋へと移り変わる季節を感じます。
いつごろから咲いているのかわからないくらい昔から咲いています。
9月になり、10月のお酒のイベントの準備が進んでいます。
「滋賀酒で乾杯しよう!」で使われる滋賀県内32蔵のブレンド酒は
毎年好評です。
滋賀県のお酒は琵琶湖に流れ込むいろいろな水系があり、個性的です。
そんなお酒が造り出すコラボ純米酒をぜひお楽しみいただきたいと思います。
多賀のお酒は純米酒『多賀秋の詩』です。
10月1日は「滋賀地酒の祭典」がびわ湖大津プリンスホールで開催されます。
個性あふれる滋賀の酒を楽しんでいただけるチャンスです。
日本酒を身近に感じる機会が増えることでその魅力を知っていただけることと思います。
詳しくは https://shiga-jizake.net/
2023年9月4日(月)■ オニバスの花
オニバスは彦根市の天然記念物に指定されています。
今、金亀公園事務所横のお堀で花が咲いています。
オニバスは葉も花もトゲがいっぱいなので「鬼」の名がついています。
原始的な植物で、生きた化石ともいわれるのですが、
その生命力、成長の早さに感心します。
一年草とは思えない大きな葉が広がっています。
昔はため池など身近なところで育っていたオニバスですが、
環境の変化でどんどん減っています。
人と共に生きてきたオニバスがいつまでも咲き続けることを祈ります。
いろいろな環境の変化が大雨や酷暑につながっています。
穏やかな暮らしができるように身近な自然に目を向けていきたいですね。
写真:オニバスの花
2023年8月28日(月)■ すごい雨でした
多賀町に1時間に90ミリという記録的短時間大雨が降りました。
翌日の芹川はにごった水が川幅いっぱいに流れていました。
山の方では山崩れもあり、ニュースになりましたが、
大きな被害がなかったので助かりました。
多賀町の犬上川と芹川は、短い距離で琵琶湖へと注ぐので
大雨が降ると水位が一気に上がります。
草の様子を見ると高いところまで水が来ていたことがわかります。
夜中の雨だったので人もでていなくて人的被害がなかったのだと思います。
芹川上流は河内の風穴も閉鎖になり、道路も通行止めになっています。
どんな状況になっているのか心配です。
写真:夜中の大雨が少し落ち着いた朝の芹川
2023年8月21日(月)■ 芹川の流れ
雨が降って水量が増えた芹川はキラキラと感じられます。
山に激しく降るとにごりがひどくなるのですが、今回
平地での雨だったので透明な川になっています。
芹川の上流の権現谷に行くと、川の水は伏流して
白い石だけの河原になります。
鈴鹿山脈から琵琶湖へと流れていく芹川の景色は
その場所場所で違うので飽きることがありません。
下流には鮎釣りの人がたくさんこられています。
サギと人が並んでいる様子は豊かな川の姿です。
会社も夏休みが終わりました。まだまだ暑い蔵の中で
整備が進んでいます。
一年はあっという間にめぐっていきますね。
2023年8月18日(金)■ 山は秋の気配になってきました
台風が過ぎてまた暑さが戻ってきましたが、
多賀の山ではさわやかな風が吹いています。
ノリウツギの白い花があちこちで咲いています。
ノリウツギは和紙を漉く時の糊にも使われます。
白い大きな花は飾り花で、本物の花は地味です。
季節が来ると咲く花たちとの出会いは楽しみです。
芹川も台風の雨で少し水かさが増しました。
鳥たちが元気に飛び回っています。
田んぼにはトンボがたくさん飛んでいます。
写真:ノリウツギの花
2023年8月7日(月)■ 夏季休暇のお知らせ
8月14日から16日まで夏季休暇をいただきます。
山の日の祭日11日(金)から休みになるので
10日(木)の午後から16日(水)の間にいただいたご注文は
17日以降の発送になります。
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。
田んぼの稲も元気に育っています。
緑色の稲穂が重そうになってきました。
立秋を迎えると日が暮れるのが早くなり、あっという間に日が過ぎていきます。
春は山の景色、秋は田んぼの景色に季節の変化を知ることができます。
日一日変わっていく姿に日本の四季を感じます。
大切にしていきたいですね。
2023年7月31日(月)■ 多賀大社にお参りしました
蔵の作業も終わり、夏休み前に入る前に、お多賀さんに
お参りしました。
多賀の神様に見守られていいお酒を醸すことができたことに
みんなで感謝を伝えました。
仕込蔵に入る階段から、ご神木のある杉坂山やお多賀さんの森がよく見えます。
この地は多賀の神様がそばにいてくださる安心感があり、ありがたいと思います。
万灯祭の準備が進む境内はたくさんの提灯が並べられています。
今年の万灯祭はきっと多くの人で賑わうことでしょう。
2023年7月24日(月)■ 暑中お見舞い申し上げます
暑い日が続きますのでお体に気をつけてお過ごしください。
梅雨があけて、日差しがギラギラまぶしく感じられます。
昔はここまで気温が高くなかったように思うのですが、
最近は本当に大変です。
滋賀県は琵琶湖のおかげでまだ助かっています。
時々吹く風が心地よく感じられます。
多賀大社の万灯祭が8月3日~5日にあります。
近江鉄道「「多賀大社前駅」の前の鳥居にも御神燈が上げられました。
万灯祭は湖国の夏の風物詩として有名になりました。
今年は近江猿楽や多賀音頭も行われるということで賑わうことでしょう。
http://www.tagataisya.or.jp/event/mantou/
2023年7月18日(火)■ ゴボウの花が咲いています
桃原(もばら)の多賀ゴボウの復活に取り組んでいる畑で
昨年掘り残したゴボウに花が咲いています。
ゴボウは花を咲かせるために根を伸ばすのですが、
その根を収穫するので花が咲きません。
花が咲いて実になり、種ができます。
3年目に種ができるので「3年子滝野川」という品種です。
トゲトゲの丸いつぼみから紫色の花を咲かせます。
見ていると楽しくなりますが、触ると痛いので要注意です。
暑さがきびしくなってきました。
汗を流しながら設備の整備や草刈りに追われています。
写真:ゴボウの花
2023年7月10日(月)■ カキランの季節
カキランは柿の色に似た花を咲かす湿地の蘭です。
湿地が減っているので、生育する環境が少なくなっています。
多賀ではまだかろうじて自生している場所があり、毎年会いに行きます。
今年も無事にきれいな花を見せてくれました。
以前は草刈りで花が咲く前に刈られてしまったこともありましたが、
最近は手入れができなくなったため、大きく育っています。
7月にはいり、蔵の仕事も片付けが中心になってきました。
暑い中での作業は大変ですが、あと一息です。
一年の過ぎる早さを感じる季節です。
2023年7月3日(月)■ おくどさん
胡宮神社の社務所にあるおくどさんを使って
ちまきつくりのワークショップがありました。
最近は火を身近に感じる機会が少なくなっているので
貴重な経験です。
だれでも火を起こし、煮炊きができるのが当たり前だったのが
今は大変な作業です。
火がついたと思ってもなかなか燃えず、空気の流れが大切です。
勢いよく燃える炎を見ているとなぜかなつかしい気持ちになります。
ちまきもいろいろな巻き方があり、それぞれの家庭でつくられてきた
歴史を知ることができました。
多賀町ではYOBISHIという食の文化を繋ぐ活動が行われています。
伝統の食を若い世代に引き継いでいきたいと思います。
お酒は食とかかわりが深いので江戸時代からこの地で醸してきたお酒が
どのような食とともに楽しまれてきたのか興味深いですね。
写真:胡宮神社社務所にて
2023年6月26日(月)■ ヒツジグサが咲いています
自然環境が昔のままのため池に生育するヒツジグサは
スイレン科の水草です。
多賀ではまだ自生している場所があり、そっと咲く姿に
思わず見とれます。
淡い黄色の小さな花が円形の葉の間に咲いています。
ちょうど道路工事で木が伐られてよく見えるようになりました。
すぐそばを車で通っていても気がつかないくらいひそやかな花です。
華やかな園芸種が人気ですが、自生する植物はそこの土地を語ってくれます。
身近な自然に目を向けるといろいろ教えられることがあります。
地味な花も大切にしていきたいですね。
7月8日・9日に京都で開催されるSAKE Springに
多賀も出店します。
2023夏まつりを大いに楽しみに来てくださいね!
https://www.sakesp.com/2023summer
2023年6月19日(月)■ 酒粕の販売スタートしました!
色白でいい香りの酒粕を袋に詰めて販売開始です。
酒粕は奈良漬けなどに使われることが多かったのですが、
最近は発酵食品が体にいいということが評判になり、
いろいろな活用をされる方が増えました。
お肉や魚をつけるのもおすすめです。
玉ねぎをそのままつけるのも便利です。
板粕から発酵がすすんでよりヘルシー効果があります。
ぜひ一度お試しください。
原材料、梱包資材の高騰など諸事情により、
7月1日出荷分から商品の値上げを実施します。
大変申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
写真:多賀の酒粕です
2023年6月12日(月)■ 古代のお金が出てきました!
多賀町敏満寺には東大寺領の荘園(水沼荘・みぬまのしょう)がありました。
そんな歴史を証明する古代のお金の発見です。
貴重な銅銭を多数保有した被葬者は水沼荘の経営に関わりのあった人物と推定されます。
時代を超えて多賀の繁栄を知ることができる機会になりました。
胡宮神社はそんな時代の様子を伝えてくれます。
聖徳太子が自作されたという聖観音像が残り、
東大寺の再建の総責任者の重源が五輪塔と仏舎利を寄進しています。
今回送付した夏の案内の中に胡宮神社を紹介している冊子を同封しました。
そのタイミングでお金発見のうれしいニュースが発表されました。
多賀町は自然も歴史もいろいろな魅力がいっぱいです。
ぜひ多賀のお酒を飲みながら楽しみましょう。
滋賀県文化財保護協会
https://www.shiga-bunkazai.jp/
写真:中川原芹川沿いから見る青龍山
水沼荘は青龍山の麓に広がっていました。
2023年6月5日(月)■ 夏越の大祓(なごしのおおはらえ)[ 茅の輪くぐり]
6月になり、多賀大社に茅の輪が置かれました。
6月30日に夏越の大祓の神事が行われます。
茅の輪をくぐって健康と長寿を願います。
6月4日にお田植祭も厳かに開催されました。
多賀大社の行事は、日本の伝統のすばらしさを教えてくれます。
五穀豊穣、延命長寿など人々の幸せはいつの時代も変わらない願いです。
穏やかに生きることができる世の中であって欲しいものですね。
お酒造りも昔から続いている伝統産業です。
人々に必要とされてきた歴史があり、大切にしていきたいと思います。
多賀の夏を楽しめる『夏多賀純米吟醸』が好評です。
さわやかなラベルとスッキリした味わいをぜひお楽しみください。
2023年5月29日(月)■ 金賞をいただきました
令和4酒造年度全国新酒鑑評会で純米大吟醸『多賀』が
14回目の金賞を受賞しました。
純米大吟醸の出品で2年目で金賞といううれしい結果です。
すっかりメンバーが入れ替わって若手での酒造りになった中、
金賞がいただけたことは自信につながります。
今、蔵では小さな仕込みを増やしながら多賀らしいお酒をめざしています。
変化していく時代にどんなお酒を造っていくのか楽しみです。
社員一同力を合わせてがんばっていきます。
どうぞこれからも清酒『多賀』をよろしくお願いします。
写真:満開のタニウツギ
2023年5月22日(月)■ 茅葺の家
芹川の上流の栗栖という集落に貴重な茅葺の建物があります。
栗栖には調宮神社(ととのみや)という多賀大社の奥宮があります。
4月の多賀大社古例大祭はここでまず神事が行われます。
栗栖集落の大きな太鼓が出て、行列を迎え入れるのですが、
ちょうどその道に面したところにある昔お店をされていた建物です。
屋根を葺き直すためにいろいろ検討され、道路が高くなり広くなったために
それに合わせて建物を高くし、建物を奥へ移動するという作業になりました。
作業が進んでいく様子は興味深く、日本の伝統の技を知ることができます。
柱も傷んだ部分は入れ替えられています。
日本の家屋が長い年月を繋いでいくすばらしさを感じます。
すぐそばに芹川が流れ、さわやかな風が気持ちいい場所です。
2023年5月15日(月)■ 青龍山と田んぼ
青龍山は頂上が2つある山なので見る角度によって見える姿が違います。
中川原から見る形は小富士山と言われるきれいな形です。
ちょうどこの頂上に磐座があります。
今の季節ならではの田んぼに映る青龍山です。
左に多賀大社の森が見えます。
夕日が反射して輝いている様子も力強く感じます。
田植えが済んだ田んぼの景色は日々変化しているので見ていて飽きません。
弱々しかった苗がどんどんたくましくなっていく様子に感動します。
いつまでもこの景色が見られることを祈っています。
名神高速道路の下り多賀スマートインターが完成しました。
清酒『多賀』の看板を見て、多賀サービスエリアに入る手前に出口があります。
上り線の出入り口は今工事中でまだ時間がかかるようですが、
名古屋方面から来られる方は便利になりました。
緑がきれいな多賀へぜひいらしてください。
2023年5月8日(月)■ 芹川の源流
芹川は霊仙山と鍋尻山から流れだす水が河内の風穴のところで合流しています。
霊仙山から流れ出す水を見ながら白谷林道を歩きました。
澄みきった水が山から滝のようになって流れているところがありました。
力強く、自然の力を感じることができます。
白谷林道の川には水が流れているのですが、そこから権現谷に流れていく芹川は
伏流になっていて、白い石灰岩があるだけで水が流れていません。
大雨が降った時には地上に水が流れるのですが、普段は水がない状況です。
下流にいくと大地の下を流れている水がまた地上にでて川になっているところもあります。
権現谷の新緑のまぶしい緑色と白い石灰岩のコントラストは見事です。
そこに黄色のヤマブキソウが咲いていて、オオルリの声が響きます。
いつまでもこの景色が見られるように自然を大切にしていきたいものです。
多賀のお酒は多賀の大地に守られた水から生まれます。
日々、水のありがたさを感じながらお酒造りに励んでいます。
お酒とともに多賀の景色も楽しんでいただけるとうれしいです。
写真:白谷林道の滝
2023年5月1日(月)■ 新緑の季節
山の緑が日一日濃くなっていきます。
田んぼには水が入り、早いところでは田植えが始まっています。
毎日変化する景色を見ていると自然の力強さを感じます。
カエルの声が響き渡り、カタツムリがのんびりと歩いています。
高取山でオオイワカガミが満開になっています。
艶やかな葉と明るいピンクの花が華やかです。
春から夏へと移り変わる季節は変化が速いので何かと大忙しです。
蔵では、小さな仕込みが増えたのでまだまだ作業が続いています。
いろいろな取り組みをしながらみんなで力を合わせて進んでいきます。
2023年4月24日(月)■ 但馬杜氏自醸酒研究会
令和5年4月20日・21日におこなわれた
第77回但馬杜氏自醸酒研究会において
多賀(株)の東義晃杜氏が優等賞の表彰を受けました。
吟醸が兵庫県産業労働部長賞と純米が新温泉町長賞でした。
まだまだ駆け出しの杜氏ですが、今回このような賞をいただき、
大変喜んでおります。
日々研鑽を重ねて但馬杜氏としてしっかり酒造りに取り組みます。
日本酒の奥深さを知ることができる研究会に参加させていただき、
励みになります。
みなさまに喜んでいただけるようにがんばっていきたいと思います。
写真:優等賞の賞状とトロフィー
2023年4月17日(月)■ 権現谷の新緑
山が萌える季節です。
カスミザクラの薄い桃色が新緑のやさしい緑色と混ざり
美しいグラデーションになっています。
葉が出始めたばかりの何とも言えない美しい緑色は今だけの楽しみです。
毎日変化していく緑の濃さは微妙な色合いになります。
自然は芸術的ですね。
芹川の上流の権現谷は紅葉の名所で知られていますが、
新緑の時期は花とともにいろいろ楽しめます。
道路に落ちた石が危険なので、簡単にお勧めできませんが、
多賀の名所のひとつです。
写真:権現谷の切り立った岩と新緑
2023年4月10日(月)■ キジが鳴いています
芹川で鳴くキジの声が「ケーンケーン」と聞こえてきます。
よく響く声で雌を呼んでいるのでしょう。
声がする方を目を凝らして探すと、美しい頭が見えました。
キジの雄たけびは毎年春の風物詩です。
ヒバリやセキレイの声などもにぎやかです。
山はカスミザクラが咲いて、ほんわかとした景色です。
春は日一日、景色が変わっていくので見飽きません。
田んぼも早いところは水が入って田植えの準備が進んでいます。
「シガタガゾウのアート展」も無事に終了し、スポンサー賞で提供した
「多賀秋の詩」も喜んでいただけました。
https://shigatagazou.com/
たくさんのすてきな作品が集まり楽しいアート展でした。
写真:芹川のキジ
2023年4月7日(金)■ レンゲの花
昔はどこの田んぼもレンゲでピンクに染まっていました。
レンゲを見るとなつかしく感じます。
緑肥として重要だったレンゲですが、最近はあまり見かけません。
レンゲは近江商人が全国に広げたという歴史もあり、
滋賀県はレンゲの栽培地でした。
休耕田になっている田んぼに咲いているレンゲを見つけてうれしくなりました。
レンゲいっぱいの景色をもう一度見たいものです。
4月に多賀株式会社も新入社員を1名迎えることができました。
これからもみんなで力を合わせて酒造りに励んでいきますので
どうぞよろしくお願いします。
2023年3月29日(水)■ 桜が満開です
今年は早く桜が満開になりました。
いっせいに咲いているので、どこを見てもきれいです。
彦根城のお堀でライトアップも始まり、幻想的な雰囲気です。
お城と桜は絵になりますね。
多賀のぼんぼりもいい場所にあり、目立ちます。
いままで、『大老』と『多賀』を並べていたのですが、
多賀ブランドをアピールしようと清酒『多賀』だけにしました。
大老酒造株式会社から多賀株式会社に社名変更して31年になりました。
毎年咲く桜を眺めながら、月日の過ぎる早さを感じています。
全国新酒鑑評会に出品する純米大吟醸も無事発送が完了しました。
今年も若手メンバーがしっかり取り組んで出来上がったお酒です。
純米大吟醸での挑戦が2回目になり、がんばっています。
写真:『多賀』のぼんぼりと夜桜
2023年3月17日(金)■ 河内の風穴(かわちのかざあな)
芹川上流にある河内の風穴は自然のすごさを感じる場所です。
夏場は涼しいので観光客が多くにぎわいますが、
今の季節は静かで幻想的な空間です。
水の流れを見ながら登っていくと入口が突然現れます。
そこに広がる世界は不思議で異次元に来たようです。
静かな中に遠くで水が流れる音だけが聞こえてきます。
地下をながれているのか、上を流れているのかどこに水脈があるのだろうと
見回しても見えるのは岩ばかりの長い年月の間にできた空間です。
ここから流れ出る水が芹川に流れ込みます。
そして多賀の仕込み水に使うミネラル分豊富な地下水になっていきます。
写真:河内の風穴の芹川源流
2023年3月6日(月)■ 鍋焼きうどん
鍋焼きうどんの発祥の地は多賀であると言われ
昔からお多賀さんにお参りする方に喜ばれてきました。
お多賀さんの参道にある鍋焼きうどんのお店の
「はまてつ」さんは昔ながらのアルマイトのお鍋で
ぐつぐつと煮えた鍋焼きうどんを出してくださいます。
ここで出会うのがなつかしい「大老」の湯呑です。
多賀株式会社に社名変更をする前は大老酒造でした。
当時、ぐい飲みとしていろいろなお店に配ったようです。
こうして長年使われている様子にうれしくなります。
鍋焼きうどんとともに楽しんでいただきたいと思います。
シガタガゾウのアート展が3月18日から始まります。
アケボノゾウ化石多賀標本が発掘されて30年、国の天然記念物に指定されて
一周年の3月はシガタガゾウ月間です。
アート展が開催される多賀町立博物館では、実物の化石を見ることができます。
多賀の地にゾウが歩いていた姿をぜひ想像しながら多賀のお酒もお楽しみください。
多賀の地名がついた「神田(じんでん)」、「桃原(もばら)」、「保月(ほうづき)」は
AZUMAシリーズとして取り組みが始まっています。
2023年2月20日(月)■ フクジュソウが咲き始めました
多賀の山に春がやってきました。
フクジュソウはスプリング・エフェメラルといわれる春を告げる花の代表です。
毎年雪の中から顔を出すフクジュソウも今年は雪がないので
少し雰囲気が違って、のびのびした感じです。
自然の中で咲く姿は力強く、たくましさを感じます。
可憐な花たちもそれぞれに生き残るために進化してきました。
こうして出会えることに感謝です。
福寿草は縁起物の植物として古くから栽培されてきました。
昔から春一番に咲いてみんなを喜ばせてくれたのでしょうね。
新酒鑑評会をめざす山田錦35%純米大吟醸も上槽が完了しました。
みんなの愛情をいっぱい受けて育った純米大吟醸は
香りもよく、すっきりとした味わいです。
2023年2月13日(月)■ シガタガゾウのアート展
アケボノゾウ化石多賀標本が国の天然記念物に指定されて
一周年を迎える3月は「シガタガゾウ月間」でいろいろなイベントがあります。
シガタガゾウのアート展の作品申し込みが始まりました。
アケボノゾウをきっかけに多賀をみんなに知ってもらう機会です。
どんな作品が集まるのか楽しみです。
審査員の招待作家の方の作品が展示され始めて博物館はアートの世界です。
180万年前にいたアケボノゾウほぼ一頭分の化石を気が遠くなるような時間を経て
今ここで、私たちが見ることができるというのは本当に奇跡のようです。
展示期間の3月18日から4月9日はぜひ多賀へすてきなアートを見に来てください。
写真:多賀町役場に懸垂幕があがりました!
ぜひHPもご覧ください
https://shigatagazou.com/
2023年2月6日(月)■ 立春をむかえて
西音寺のロウバイのつぼみが膨らんできました。
道路沿いにあるので花が咲くといい香りが一面に広がります。
梅も咲き始め春らしさを感じる季節です。
日が長くなってきたのもうれしいですね。
なんとなくホッとした気分になります。
酒粕が人気です。粕汁が一番一般的ですが、最近はいろいろと
使われています。シチューやポタージュなどにもおすすめです。
味噌つくりの時に蓋にするのも便利です。
健康にいい酒粕なのでどんどん利用してほしいと思います。
写真:咲きかけたロウバイの花
2023年1月30日(月)■ 伊勢大神楽
毎年1月に伊勢大神楽の山本長太夫一座が来てくださいます。
今年は雪が残っているのでどうなるかと思いましたが、無事に来てくださいました。
町内を回って無病息災、家内安全、商売繁盛を祈ってくださいます。
獅子舞がきてくれると春が近いと感じます。
純米大吟醸も健やかに育っています。
タンクを覗くといい香りがしていて幸せな気分になります。
2023年1月23日(月)■ 純米大吟醸の仕込みです
大寒の時期は毎年大吟醸の仕込みになります。
昨年から大吟醸は純米大吟醸になりました。
山田錦を35%まで精米した真っ白なお米が蒸しあがり
キラキラと輝く瞬間はお米が喜んでいるようです。
お米は布に包まれながら階段を下りて中二階に広げられます。
しばらく冷やされて今度はタンクに進みます。
みんなが協力して丁寧に仕込みが行われました。
今年もいいお酒に育ってくれることでしょう。
近江の地酒電車2023の運行が近づいてきました。
人気イベントなので楽しみです。
2023年1月17日(火)■ 多賀はシガタガゾウのサトです。
純米大吟醸の仕込みのシーズンになりました。
今年は暖かいので大変ですが、サーマルタンクのおかげでしっかり管理できるので助かります。
低温でじっくり醸していく作業が続きます。
今、多賀町では、昨年国の天然記念物になったアケボノゾウ化石多賀標本を
広く知ってほしいと3月を「シガタガゾウ月間」にしました。
メインイベントは「シガタガゾウのアート展」で、2月に募集が始まります。
アケボノゾウを自由に表現できるように平面、立体、映像と3部門での募集です。
アケボノゾウをきっかけに多賀町を全国に発信する機会にしたいと思います。
180万年前に生きていたアケボノゾウに思いをはせ未来につながる町になることを
祈っています。
https://shigatagazou.com/
会社のそばの芹川で発見されているのはナウマンゾウです。
ナウマンゾウは30万年前から3万年前にいたゾウです。
どちらも気が遠くなる遠い年月なのですが、その骨が見つかったというのは
本当に不思議で奇跡だと思います。
2023年1月10日(火)■ 近江の地酒電車が走ります
近江鉄道の人気の地酒電車が今年は運行されます。
コロナ禍で数年お休みだったので今年はとても楽しみです。
1月28日~3月5日の間の毎週土曜日と日曜日に
大吟醸2銘柄、純米酒10銘柄が楽しめます。
彦根駅から八日市駅までの往復です。
今年は昼間なので景色も楽しめます。
予約制になっているのでお早めにぜひお申込みください。
https://www.ohmitetudo.co.jp/railway/pickup/jizake-train2023/
写真:赤渕神社のうさぎ
2023年1月5日(木)■ あけましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
新しい年がスタートしました。
今年も美味しいお酒を、みなさまにお届けできるようにがんばります。
どうぞ清酒『多賀』をご愛顧いただきますようにお願い申し上げます。
今年は雪がなく穏やかなお正月です。
多賀大社への初もうでの方も多く、にぎわいました。
多賀大社から車で20分くらいのところ川相という集落があります。
川相にある赤渕神社のしめ飾りは鯛や伊勢エビなどたくさんの縁起物で飾られています。
2022年12月29日(木)■ 令和4年が終わります
今年も多賀のお酒をご愛顧いただきありがとうござました。
新しい年がみなさまにとっていい年になりますようにお祈りします。
昨年の年末が大雪だったので今年は雪がなくて助かります。
穏やかな景色を見ながら無事に一年が過ごせたことに感謝しています。
来年もどうぞよろしくお願いします。
令和5年の営業は1月5日からになります。
写真:銭取橋から眺める杉坂山
2022年12月19日(月)■ 霊仙山が白くなりました
夕日を受けて霊仙山の雪景色がきれいです。
今年はまだ多賀の平地では雪が積もっていません。
この季節になると山の景色が日に日に変化していきます。
冷たい風が吹いているのでドキドキします。
多賀町はちょうど日本海から抜ける風の通り道になるので
豪雪地帯になっています。
寒い中での作業は大変ですが、お酒造りにはいい環境です。
今年のお酒も楽しみです。
できたての「しぼりたて原酒」や「にごり酒」もぜひお楽しみください。
写真:夕日に輝く霊仙山
2022年12月12日(月)■ 屏風岩
紅葉も終わりに近づき、木々の葉が落ちると芹川沿いから隠れていた屏風岩がみえます。
屏風のようにそそり立っています。この上の集落は屏風といいます。
屏風は南向きの集落で日当たりがよくタバコやゴボウなどがよく採れたところです。
住む人がいなくなっても、元の住人の方が通ってきて、村を守っておられます。
多賀町は昔から人が住んでいたところなのですが、時代の流れの中で過疎が進み
いくつかの集落が無人になってしまいました。
AZUMAシリーズの「桃原(もばら)」「保月(ほうづき)」も今は無人になっている集落です。
歴史ある村の歴史とともに大切にしていきたいと思います。
写真:屏風岩
2022年12月5日(月)■ 冬の支度が進んでいます
12月に入り寒くなってきました。
庭のソテツの菰巻きがすすんでいます。
昔からあるソテツは毎年冬になると菰で巻いて寒さから守ります。
これで雪がふっても安心です。
見た目ではそんなに大きくなっていると感じないのですが
昔の写真を見るとけっこう大きくなっています。
江戸時代に植えられたソテツだと思われるので大切にしています。
植木屋さんが毎年大変だといいながらも作業をしてくださいます。
しぼりたて原酒『多賀』が好評です。
「お米のしっかりとした味と香りが良い意味で前のめりに入ってくる華やかな感じがとても好きです!!」と
メッセージもいただきました。
今の季節ならでは味わいをぜひお楽しみください。
2022年11月28日(月)■ 紅葉の名所 胡宮神社
地元の人から「このみやさん」と呼ばれている
胡宮神社はきれいな紅葉で知られています。
名神高速道路の多賀サービスエリアからも歩いてこれるので
便利な場所です。
今年も多くの人でにぎわっています。
週末はライトアップや「YOBISHI市」、「ターン・オン・多賀」の
星空シネマ食堂などが行われました。
やさしいロウソクの明かりで導かれながら進んでいくと
竹で作られたスタードームが点々と並び、
ライトアップで照らされる木々の姿が幻想的な雰囲気でした。
写真:11月27日のライトアップ
2022年11月21日(月)■ この街ええなぁ
原田伸郎さんが取材に来てくださいました。
eo光テレビの番組、「原田伸郎のこの街ええなぁ」です。
インターネットでも配信されます。
伸郎さんはとっても熱心に酒造りの様子を見てくださいました。
こうして地元の魅力を発信してくださる番組はうれしいですね。
しぼりたて原酒、にごり酒の販売が始まりました。
にごり酒は活性にごりなので地元での販売になります。
写真:事務所の前で記念撮影
2022年11月14日(月)■ サーマルタンクが入りました
色々なお酒に挑戦していく中で、タンクが必要になりました。
13年前に初めてサーマルタンクを導入して始まったのが
純米酒「多賀秋の詩」の仕込みでした。
その時、初めて見た温度の管理ができるすばらしいタンクに驚きました。
今回新潟から届いた2基のタンクを眺めながら当時を思い返しました。
純米酒への挑戦はサーマルタンクの導入から始まりました。
サーマルタンクは日本酒の質が向上し、安定した酒造りができます。
強い味方を得て、ますます元気に酒造りに励みます。
2022年11月7日(月)■ 立冬です
今年はどんな冬になるでしょう。
昨年は12月から雪が降って大変だったことを思い出します。
年々気候が変化していくので予想できません。
たくさん降ることで琵琶湖の水も循環し、深呼吸できるので、
雪も大切なのですが、ほどほどがいいですね。
四季がある日本の気候は本当に恵まれています。
地球に負荷をかけない暮らしをしていきたいものです。
多賀町は石灰岩が多いところです。芹谷の後谷という集落では
昔石灰岩を採っていました。
原石山と呼んでいて今も岩肌がよく見えます。
南向きの斜面なので日当たりがよく、福井県や滋賀県北部に咲く菊を見つけました。
いろいろな菊が咲く季節になり、日本らしさを感じます。
写真:ワカサハマギク(若狭浜菊)
2022年10月31日(月)■ 山が色づき始めました
鈴鹿の山の紅葉が進んでいます。
正面の山の向こうは三重県です。
多賀町は三重県と岐阜県に接しています。
山からこちらへ流れる水は琵琶湖に、
向こうへ流れる水は伊勢湾に流れ込みます。
昔から水に恵まれ山のどちら側も酒造りが盛んです。
今年も『多賀しぼりたて原酒』が発売開始になりました。
できたてを生でそのまま詰めたフレッシュなお酒です。
毎年楽しみに待っていてくださるお客様が
「コップ一杯パラダイス!」と笑顔でお買い上げくださいました。
口当たりがいいので飲みすぎにはご注意くださいね。
写真:御池岳の紅葉
2022年10月24日(月)■ 秋の彦根にぎわい市が始まりました。
さわやかな季節になってきました。
週末彦根はゆるキャラで盛り上がりました。
全国からたくさんのゆるキャラたちが集まり、
ご当地キャラ博リアル開催で久しぶりの対面でした。
ひこにゃんのおかげで彦根はゆるキャラの聖地です。
ひこにゃんグッズなどもたくさん並ぶ「秋の彦根にぎわい市」が
二の丸駐車場内特設テントで始まりました。
多賀のお酒も勢ぞろいしています。
季節限定の「多賀純米吟醸山田錦ひやおろし」、
今年新発売の「多賀純米大吟醸」も並びました。
ぜひこの機会に彦根城へお越しください。
彦根秋のにぎわい市
https://www.hikoneshi.com/information/article/3117
2022年10月11日(火)■ 保月(ほうづき)の秋の花たち
芹川の上流に咲く秋の花は可憐です。
岩にしがみつくように咲くジンジソウや
不思議な形をしたカワチブシなどいろいろ咲いています。
ツリフネソウは鮮やかな色で目立ちます。
芹川上流は石灰岩地なので、めずらしい植物も多く、ワクワクします。
いつまでもここで咲いてほしいと願いながら保月へ向かいました。
保月は山の中ですが、開けた場所です。
今は住んでいる人がいなくなりましたが、昔は脇ヶ畑村の中心で、
役場や中学校、小学校があり、にぎわったところです。
AZUMAシリーズ『保月』はそんな多賀の大切な地名をいただきました。
歴史や自然を感じながらお酒を楽しんでいただければ幸いです。
写真:ツリフネソウの花
2022年10月3日(月)■ 醸造祈願をしました
今年もいいお酒を醸せるようにお多賀さんへお参りしました。
多賀大社のことを地元ではお多賀さんと言います。
お多賀さんに見守っていただける中での酒造りはとても
ありがたいことです。
仕込蔵からはお多賀さんの森がよく見えますし、
お多賀さんのご神木がある杉坂山も近くです。
本殿での御祈祷は凛とした空気の中、厳かでした。
お祓いをしていただき、今年の仕込みに入ります。
10月1日の日本酒の日は素敵な「乾杯!」の声があふれました。
滋賀地酒10,000人乾杯プロジェクトにご参加くださりありがとうございました。
これからもぜひ「日本酒で乾杯!」を合言葉に日本酒をよろしくお願いします。
2022年9月26日(月)■ アケボノソウ
アケボノゾウとよく似た名前のアケボノソウという花があります。
桃原で今、咲き始めました。
花弁にある黄色の蜜腺が夜明けの様子を表すというので曙の名が
ついています。
アケボノゾウ化石多賀標本が国の天然記念物になったので、
アケボノソウも多賀を代表する花として大切にしたいと思います。
多賀は北日本と南日本、太平洋側と日本海側の間に位置するので
植物も豊富でいろいろな花を見ることができます。
豊かな自然の中で酒造りができることは本当にありがたいと思います。
米の入荷も始まり、今年も酒造りのシーズンに入りました。
みんなで力を合わせて、いいお酒造りに挑戦していきますので
どうぞよろしくお願いします。
2022年9月20日(火)■ ヒガンバナが咲き始めました
一気にヒガンバナが咲き始めました。
白いソバの花とのコントラストがきれいです。
お彼岸の時期になると咲くヒガンバナに毎年感心します。
9月になると突然茎が伸びてきて、見る見るうちに蕾がつきます。
季節を自分たちできちんと把握しているのでしょう。
土の中でそれがわかるのがすごいと思います。
多賀の秋の景色は黄金色の稲穂と白いそばの花、
真っ赤なヒガンバナと自然の美しさを満喫できます。
10月1日の日本酒の日
滋賀の地酒で みんなで乾杯!!
滋賀地酒10,000人で乾杯プロジェクトが盛り上がっています。
ぜひみなさまご一緒に乾杯しましょう!
https://shiga-jizake.net/kanpai2022
2022年9月12日(月)■ 企画展「近江酒造家の情熱と行動力」
滋賀大学彦根キャンパス総合研究棟1階で
しがだい資料展示コーナー企画展
「近江酒造家の情熱と行動力」が開催されています。
小野善夫教授が、高級地酒製造販売に取り組む中小酒造業に注目し、
フィールド・ワークを通じて研究されているわかりやすい展示です。
https://www.shiga-u.ac.jp/2022/06/27/106835/
滋賀大学彦根キャンパスは彦根城大手門からすぐ近くです。
きれいになった講堂や緑豊かなキャンパスが楽しめます。
秋の彦根城とともにおすすめの場所です。
彦根城はお城はもちろん、名勝玄宮楽々園、彦根城博物館など
見どころがいっぱいです。
玄宮園では9月10日から観月の夕べが週末に開催されます。
秋彩の彦根城夜間特別公開も行われています。
https://www.knt-ks.co.jp/ec/2020/hikone/
写真:玄宮園から見える彦根城天守
2022年9月5日(月)■ 稲刈りがすすんでいます
稲刈りが年々早くなっていくように感じます。
農家さんは台風の影響を受ける前に
少しでも刈入れをしようと大忙しです。
まだ暑い中での作業は大変だと思いますが、
おいしいお米が楽しみです。
実りの季節は黄金色の田んぼと飛び交うトンボの姿に
穏やかな田舎のよさを感じます。
蔵では、9月に入り、仕込みの準備が進んでいます。
今年は小さな仕込みが増えるので計画や段取りが大変です。
できるところから整えながら動きやすいようにみんなで
知恵をしぼりながらがんばっています。
写真:青龍山と稲穂
2022年8月29日(月)■ 秋らしくなってきました
風がさわやかになってきました。
トンボがたくさん飛び回っています。
稲刈りも始まり、秋を感じる季節です。
四季がある日本は本当にいいですね。
お酒も「ひやおろし」の販売が始まります。
今年は「多賀純米吟醸山田錦ひやおろし」です。
精米歩合50%で、上品でしっかりした味わいが特徴です。
華やかな吟醸香もお楽しみいただけます。
写真:里に降りてきた赤トンボ
2022年8月22日(月)■ 大滝神社
大滝神社は滝の宮と呼ばれ多賀町の犬上川上流にあります。
水を司る高龗神(たかおかみ)・闇龗神(くらおかみ)が祭神です。
本殿は、寛永15年(1638年)徳川家光により造営されたものです。
正面の扉、社額に徳川家の三つ葉葵が彫り込まれています。
多賀大社の
激しく流れる水の音が心地よく、夏の暑さを忘れます。
秋になると紅葉も美しく、季節ごとに楽しめます。
歴史と自然が一体になった場所だとご神木の杉の木を眺めながら
思いました。
多賀町のおすすめスポットです。
写真:大瀧神社のご神木
2022年8月17日(水)■ 霊仙山(りょうぜんざん、りょうぜんやま)
多賀町の保月(ほうづき)に続く道から霊仙山の頂上がよく見えます。
霊仙山は、鈴鹿山脈の最北に位置する標高1,094 mの山です。
多賀町で一番高い山です。
『花の百名山』 として花の多い山であることが知られています。
しかしながら、最近はシカの食害ですっかり緑がなくなっています。
福寿草などシカが食べない植物はかろうじて残っていますが、
昔、ササで覆われていたところがすっかりなくなってしまいました。
2億8千万年前、遥か南の海にあった珊瑚礁からできた地層があり、
石灰岩地として貴重な場所です。
清酒『多賀』はここから流れ出る硬度の高い水で仕込んでいます。
川の上流は伏流しているので白い石灰岩がゴロゴロとしているだけで
水は見えません。
オオルリの声が響き、サルの鳴き声がにぎやかな夏の一日でした。
秋にはAZUMAシリーズの『保月』が発売予定です。
お楽しみに!!
2022年8月8日(月)■ 夏季休業のお知らせ
8月11日(木)~16日(火)まで、夏季休業とさせていただきます。
ご不便、ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いします。
休業中のご注文に関しましては17日(水)の発送となります。
毎年8月3日~5日に行われる多賀大社の万灯祭は湖国の夏の風物詩としても有名です。
万灯祭は私共の祖先の御霊をお護りくださる伊邪那美の女神様に感謝を捧げるお祭です。
多くの方が献灯された約1万灯の提灯が、夏の夜空を見事に飾りました。
毎年行われるイベントは中止となりましたが、多くの方が参拝されていました。
写真:夜空を飾る提灯
2022年8月1日(月)■ 「たがトコ」に出演しました
エフエムひこねに「たがトコ」という番組があります。
多賀の魅力を発信をしようと多賀WOWスタジオから
毎週火曜日に生放送されています。
弊社の杜氏東義晃が「多賀町のこの人に聞きたい」の
ゲストで出演させていただきました。
ラジオ番組を編集してYouTubeでも発信してくださっています。
https://www.youtube.com/watch?v=V0eBaZ9EjUo
多賀WOWスタジオは多賀町役場のそばにある円柱形の素敵な建物です。
写真:杉坂山に見事な虹がかかりました。
2022年7月25日(月)■ 癒され谷
高室山の登り口にある南後谷は川に沿った細長い集落です。
災害への備えなど集落で取り組む体制ができていて、
ハイキングコースの整備などもされています。
「癒され谷」と名付けられた場所は滝を眺めながら
暑さを忘れることができます。
多賀には季節とともに楽しめる場所がいろいろあります。
何といっても、夏は水がある場所がいいですね。
先日の大雨でやっと芹川も川らしくなりました。
鮎釣りの人でにぎわっています。
写真:南後谷の癒され谷
2022年7月19日(火)■ 桃原(もばら)
AZUMAシリーズ第2弾は『桃原』です。
桃原は芹川上流にある集落です。
昔はごぼう栽培やスキー場などでにぎわった村で、
その雰囲気が今も残っています。
江戸時代から京都のお正月に欠かせない縁起物として
多賀ごぼうは有名でした。
桃原プロジェクトがごぼうの復活に取り組んで、8年目になりました。
今、大きな葉が広がるごぼうの畑に花も咲いています。
ごぼうは花を咲かせる前に収穫するので花を見る機会は少ないのですが、
昨年掘り残したごぼうが大きくなって花盛りです。
AZUMAシリーズ『桃原』は山田錦を50%精米した純米吟醸酒です。
フルーティーな吟醸香と味わいのある旨味と甘みをお楽しみいただけます。
写真:桃原で咲くごぼうの花
2022年7月11日(月)■ 京都の夏
7月9日・10日『SAKE Spring 2022 Kyoto』がにぎやかに開催されました。
AZUMAシリーズをみなさまに紹介することができました。
初めての参加でドキドキでしたが、みなさまに「美味しい!」と言っていただけて
本当にうれしいイベントになりました。
ご参加くださったみなさまありがとうございました。
AZUMAシリーズは、若き杜氏の東義晃が思いを込めて醸したお酒です。
多賀の水を活かして「神田(じんでん)」「桃原(もばら)」「稲澄(いずみ)」を
それぞれ目指すお酒に育てました。
ぜひみなさまに味わっていただきたいと思います。
AZUMAシリーズの購入はこちらから
https://shop.taga-brew.com/
写真:SAKE spring2022 多賀ブース
2022年7月5日(火)■ 久しぶりの雨
今年は雨が降らないうちに梅雨があけてしまいました。
水不足を心配していましたが、やっと降りました。
予想ができないのが自然なので注意が必要ですね。
雲がモクモクとあがり、会社を包み込むように見えました。
一瞬の雲の変化でしたが、不思議な姿でした。
7月9日、10日に開催されるSAKE Spring2022 kyotoは
AZUMAシリーズ「神田(じんでん)」と「桃原(もばら)」と
「稲澄(いずみ)」を持っていきます。
「桃原」と「稲澄」は今回デビューなのでドキドキします。
慣れていないのであたふたすると思いますが、どうぞよろしくお願いします。
https://www.sakesp.com/2022kyoto
日本のおいしいお酒といろいろな食が楽しめるイベントです。
写真:会社と入道雲
2022年6月27日(月)■ オニグルミの実
桃原の入口にある大きなオニグルミの果実が育っています。
オニグルミは縄文時代から食用として利用されてきました。
日本に自生し食べられるクルミはオニグルミだけです。
栄養価が高くおいしいので貴重です。
ただ殻が硬く割るのが大変なので外来種のシナノグルミや
テウチグルミなどが一般的には使われています。
秋に落ちた実を集めてみんなで大騒ぎしながら割るのも
山の楽しみのひとつで自然の恵みを満喫できます。
お酒のあてにもおすすめです。
暑い夏はオンザロックやレモンを入れて楽しむお酒もいいですね。
夏本番に向けて体調管理に気をつけてお過ごしください。
写真:オニグルミの果実
2022年6月20日(月)■ 桃原ごぼうが育っています
多賀町桃原は江戸時代からごぼうの産地として知られていました。
細くて割らずに使えるごぼうは京都のお正月に欠かせない縁起物でした。
ごぼうの復活に取り組む桃原プロジェクトの活動も8年目になりました。
4月に蒔いたごぼうが順調に成長しています。
11月の収穫までしっかりと根を伸ばしてくれることでしょう。
芹川の上流にある桃原は涼しい風が吹き、さわやかです。
7月9日、10日に開催される
SAKE Spring2022 kyotoに参加します。
https://www.sakesp.com/2022kyoto
日本のおいしいお酒といろいろな食が楽しめるイベントです。
京都を舞台にいろいろな企画があります。
初めて参加するのでドキドキしています。
みなさまぜひお越しください!
写真:大きくなったごぼうの葉
2022年6月13日(月)■ 多賀町の花ササユリ
ササユリの季節になりました。
昔はたくさん咲いていたササユリも環境の変化で
すっかり姿を消してしまいました。
それでも高取山ふれあい公園にはまだ残っています。
今、清楚な姿、やさしい香りが楽しめます。
ササユリの花が咲くのは種から8年かかるので
気長に見守らなければなりません。
それだけに出会えた時は感激します。
当たり前と思っている自然もどんどん変化していきます。
多賀の自然を守っていくために環境を整えていきたいものです。
2022年6月6日(月)■ 琵琶湖と森の恵みを次世代へ
全国植樹祭が6月5日に滋賀県で開催されました。
関連行事の第50回全国林業後継者大会が前日
多賀町中央公民館(多賀結いの森)で開かれました。
つなげよう未来に、「森-川-里-湖」のつながりを
というテーマで豊かな森林をみんなで次世代に
引き継いでいく想いを語り合うすばらしい大会でした。
多賀町産の木材でできた公民館は芹川のほとりにあります。
ちょうどそばの月之木橋から琵琶湖へ流れる芹川を眺めると
多賀(株)が見えます。
夕日を受けて赤くそまる川の流れは琵琶湖の形に見えます。
森や川の恵みのおかげでこの地でお酒を造り続けることができます。
自然はすべてがつながっているので次の世代に少しでもいい状態で
つないでいきたいものです。
第50回全国林業後継者大会HP
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kankyoshizen/shinrinhozen/323819.html
2022年5月30日(月)■ 全国新酒鑑評会入賞しました
今年初めて純米大吟醸で挑戦した全国新酒鑑評会は
入賞といううれしい結果でした。
これからの酒造りを純米酒を中心にしていこうと若い蔵人たちが
がんばりました。
そんな中で入賞という結果につながり、これからの励みになります。
小さな手づくりの仕込みが増え、酒造りの大変さと面白さを感じながら
新しい多賀のお酒を育ててくれることでしょう。
今も気温が上がった中での酒造りは仕込み水を凍らせて冷やすなど
工夫をこらしながら醪と向き合っています。
変化する時代を柔軟な考えで乗り越えていける蔵でありたいと思います。
令和3年酒造年度全国新酒鑑評会 入賞酒
https://www.nrib.go.jp/data/kan/shinshu/award/R03.html
写真:今年の純米大吟醸のメンバー
2022年5月23日(月)■ 神田(じんでん)好評です
このたび、新商品として「神田(じんでん)」を発売開始しました。
若き杜氏東義晃のデビューとなる「AZUMAシリーズ」第一弾です。
ご購入は特設サイト
https://shop.taga-brew.com/p/00004 からになりますので、
どうぞよろしくお願いします。
多賀では早々と田植えがおわり、水田にきれいに苗が植えられました。
広々とした田んぼにサギたちが悠々と歩く姿、ヒバリやカエルのにぎやかな声など
町全体が活き活きと感じられます。
神田(じんでん)は神様に届けるお米を育てていた田んぼがあったところです。
昔の地図を見るといろいろなところに神田の名前があります。
毎年6月第一日曜日には多賀大社のお田植祭が開催されます。
五穀豊穣を祈り、早乙女(さおとめ)たちが田植歌と田植踊り合わせてお田植をされます。
今年も一般参入は不可になっているので残念ですが、早く公開になってほしいですね。
ゆったり流れる時間が心地よく感じられるお田植祭です。
写真:田植えが終わった田んぼと会社
2022年5月16日(月)■ 神酒(みき)の海
お月さんに神酒の名前を見つけてうれしくなりました。
多賀町には滋賀県最大の60cm反射望遠鏡で星空を観察できる
ダイニックアストロパーク天究館があります。
毎週土曜日19:30~21:30に天体観察会が開催されています。
月にいるウサギの話などわかりやすく説明を聞くと、
日ごろ何気なく見ているお月さんから宇宙の神秘を知ることになります。
「海」と呼ばれる暗くて平坦なところは30億年ほど昔に月の表面に流れ出た
溶岩によって平らになった地形だそうです。
「豊かの海」、「静かの海」などいろいろな名前がある中で「神酒(みき)の海」があります。
ギリシャ神話における神々の飲み物ネクタールに由来しており、ネクタリス代から
前期インブリウム代にできた盆地だそうです。
神様がお酒を楽しむ様子を思い浮かべながら、お月さんを眺める楽しみがふえました。
月のうさぎは餅をついているのでなくて、お酒を飲んでいるのかもしれませんね。
写真:2022年5月11日の月