2021年6月14日(月)■ ツバメの巣立ち

飛行練習中のツバメ

朝からツバメのにぎやかな声が響いています。
ふと見上げると練習中の小さなツバメが電線にしがみついていました。
仕込蔵に引き込んでいる線なので後ろは壁で練習にちょうどいいようです。
飛び方の手本を見せる親ツバメが何度もそばに飛んできます。
親ツバメといっしょに兄弟ツバメも飛んできて励ましています。
きっとあっという間に飛べるようになるのでしょうが、 ツバメも慎重派がいるようでほほえましく感じます。
今の季節は、春に生まれた生き物が育っていく時なので まわりには小さなカエルやカタツムリなどをよく見かけます。
小さな生命にとって住みやすいところは、人間にとっても 住みやすい場所だと言えます。
みんなが元気に育っていける環境を大切にしたいですね。

写真:飛行練習中のツバメ

2021年6月7日(月)■ ササユリの季節になりました

ササユリ

ササユリは日本だけに自生するユリで、古事記にも登場します。
お酒の神様で有名な大神神社のご神花です。
多賀町の花でもあり、昔から馴染みが深いササユリです。
しかしながら、環境の変化のため最近は少なくなりました。
里山が減ったことや、シカやイノシシなどに食べられてしまうなど ササユリが生き残るのは大変です。
種から開花まで7年かかります。2016年から桃原の畑で ネットで囲んで見守ってきたササユリが今年初めて咲きました。
何とか少しずつでも増やしていきたいと思います。
大神神社で3000株植えられているというニュースに刺激を受けて 多賀でササユリがいっぱい咲く夢が広がります。

写真:ネットの中で咲いたササユリ

2021年5月31日(月)■ 緑が濃くなりました

満開のユキノシタ

新緑から深緑へと変わる山々を見ていると 季節の移り変わりがよくわかります。
庭では、ユキノシタが満開になってきました。
ユキノシタの葉は天ぷらにもできますし、 中耳炎やひきつけなどにも効能があるとされ、 民間薬としてよく知られています。
たくさんの花が咲くと本当に雪が降ったようです。
一つ一つの花も芸術的で不思議な姿です。

蔵も皆造(かいぞう)を迎えてほっと一息です。
これからは設備の点検や修理などの作業が続きます。

写真:満開のユキノシタ

2021年5月24日(月)■ すこやかに育つ苗

すこやかに育つ苗

あっという間に田植えが終わった田んぼでは、すくすくと苗が育っています。
その成長のたくましさを見ていると大地と水とお日様に感動します。
稲作に適している日本の気候は本当にありがたいことです。
そのおかげで日本酒も生まれ、発酵の世界が広がっていきます。
早い梅雨入りですが、恵みの雨に感謝して過ごしたいと思います。
水の入った田んぼの近くの畑では麦の穂が黄金色に輝き、風に揺れています。
山々の濃くなった緑を背景に多賀の豊かな農村風景は絵になります。
5月26日は久しぶりの皆既月食です。天体ショーを楽しみましょう。

2021年5月17日(月)■ 芹川の流れ

芹川の流れ

芹川の上流の水を見ていると思わず「方丈記」が浮かびます。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、 久しくとどまりたるためしなし。」
流れる水は生きているようです。
キラキラとお日様を受けて思い思いの動きをしています。
石灰岩地を流れる水は澄み切って力強さを感じます。
鳥の声だけが響く河原で流れを眺めていると 世間の喧騒がうそのようです。
いろいろな時代を流れ続けている川は偉大ですね。
芹川のおかげで多賀のお酒は300年以上続いています。
冷たい水に手を付けて「ありがとう。これからもよろしくね。」と伝えました。

写真:河内下村付近の芹川

2021年5月10日(月)■ レンゲが咲いています

杉坂山とレンゲ

田んぼいっぱいに広がるレンゲの花はなつかしい思い出です。
化学肥料が出回るまでは、レンゲが緑肥として活用されていました。
昔、滋賀県はレンゲの種の生産地で近江商人が全国にレンゲを広げました。
滋賀県の種だけで足らなくなり、岐阜県でも生産が広がりました。
そのうちだんだんと岐阜県が産地として中心になっていったようです。
久徳村で採れた久徳種(きゅうとくたね)が資料に出てきて感激しました。
田植えが早くなり、レンゲの咲いている田んぼを見ることが減りましたが、 転作の田で、ソバの芽がでているところにレンゲが満開になっていました。
ミツバチたちが飛び回り、のどかな雰囲気です。
休耕田も増えていく中、もう一度レンゲの時代が来てほしいと願います。

季節限定のしぼりたて原酒と数量限定のUNOの販売が終了しました。
ご愛顧いただき、ありがとうございました。
しぼりたて原酒はまた秋に登場しますので、楽しみにしていてください。

写真:杉坂山とレンゲ

2021年5月6日(木)■ 新緑の季節

新緑の季節

山々の緑がまぶしく感じられます。
里の田んぼでは、田植えが始まり、カエルの声がにぎやかです。
山に咲く花たちも待ってましたとばかり一斉に咲き始めました。
今年は全体に開花が早く、思いがけず出会える花もあります。
芹川の上流は石灰岩地が多いので、時々石が落ちてきて驚きますが、 白い岩とグリーンのコントラストがより鮮やかできれいです。
自然豊かな場所に生息するクマタカが飛ぶ姿を見ることもできました。
いつまでも豊かな自然が残っていてほしいと祈っています。
その中でおいしいお酒を造り続けられることはありがたいことです。

写真:山に咲くオオイワカガミ

2021年4月26日(月)■ 御神輿

多賀大社の御神輿

4月22日はいいお天気の中、お多賀さんの古例大祭が行われました。
昨年は中止になったので2年ぶりの行列は盛り上がりました。
鎌倉時代から続いているという多賀まつりは40頭ほどの騎馬が参加しにぎやかです。
先途払武者や随身の子どもたちの姿がたくましく感じられました。

今回密を避けるため、御神輿と御鳳輦は行列に参加せず、本殿の両側に飾られていました。
おかげで、美しく輝く御神輿と御鳳輦の落ち着いた姿をじっくり見ることができました。
来年はにぎやかに御神輿や御鳳輦も行列に参加できるようになることを祈ります。

写真:多賀大社の御神輿

2021年4月19日(月)■ お多賀杓子

お多賀杓子と杉坂山

『なぜ、お玉は「お玉」という?』NHKの番組でお多賀杓子が登場し話題になっています。
番組で、お魂(たま)杓子は、地方それぞれの名称があり統一されていなかったが、 多賀坊人の活躍により、全国にお多賀杓子が配られ、江戸でも有名になった。
「お多賀杓子」から「おたましゃくし」になり、「お玉」、更には、 カエルの子が「オタマジャクシ」と言われるようになったという話です。
地元では伝わっていたことですが、こうして全国の放送で取り上げられると あらためて多賀大社の偉大さを知ります。
思わず家にあったお多賀杓子を取り出して写しました。
「壽」の文字が私たちを包み込んでくれるように感じます。
4月22日は多賀大社の古例大祭です。昨年はお渡りが中止になったのですが、 今年は神輿など一部だけ取りやめて開催されます。
新緑の中、一年ぶりの行列が楽しみです。

多賀大社HP http://www.tagataisya.or.jp/
写真:お多賀杓子と杉坂山

2021年4月12日(月)■ 芹川のオドリコソウ

桜の季節

踊り子が笠をかぶっているように見える花です。
昔からあるオドリコソウは外来種のヒメオドリコソウに 生育地を取られてしまって少なくなりました。
会社のそばの銭取橋付近に群生しているので毎年楽しみに見ています。
植物には環境が一番大切なので、そこが昔から変わらないという 証明になります。
芹川は上流から流れてくる種もあり、山地性のコンロンソウや シャクなどもたくさん咲きます。
いつまでもオドリコソウが咲く環境を守っていきたいと思います。
昔から身近にある植物は環境のバロメーターです。

タンクの中の純米酒「多賀秋の詩」は健やかに育っています。
穏やかで無理がないのが発酵のすばらしさですね。

写真:オドリコソウが咲いています

2021年4月5日(月)■ 桜の季節

桜の季節

今年は桜が一斉に咲いてきれいでした。
芹川の土手に植えられた桜も大きくなっています。
バックに杉坂山や高室山が広がる景色を見ていると 穏やかでほっとします。
遠い昔にはナウマンゾウがこの芹川にいました。
その頃の景色はどうだったのだろうなどと思いながら 川の流れを見ていると大きなゾウたちが歩いている様子が 目に浮かぶようでした。

蔵ではちょうど純米酒「多賀秋の詩」の仕込みが行われていました。
気温が高くなる時期なので、氷を活用しながらの温度管理です。
サーマルタンクのおかげで安定した仕込みが出来るので ありがたいことです。
今年もおいしいお酒に育ってくれることでしょう。

写真:中川原橋から会社を眺めました

2021年3月29日(月)■ 青龍山

青龍山の磐座

多賀町敏満寺にある青龍山は磐座がある聖なる山です。
高さ333mで胡宮神社から登り口があり、散策しやすい山です。
名神高速道路が近くを通り、多賀サービスエリアから胡宮神社へ つながる道があります。
青龍山は、いつも会社から眺めているのですが、久しぶりに登りました。
ヤマザクラやコバノミツバツツジなどが咲き、春の訪れを感じます。
頂上からは、奈良東大寺の荘園として絵図が残る水沼荘がすぐ下に見えます。
湖東平野が広がり、荒神山や琵琶湖まで眺めることができました。
磐座のある神域は厳かで凛とした雰囲気があります。
古い時代から多くの人たちの信仰を集めてきた青龍山は 変わらない姿でずっと多賀を守ってくださっています。

写真:青龍山の磐座

Copyright(c) 2016 Taga Inc. All Rights Reserved. Design by http://www.sakenotaga.co.jp